岡山県
コロナ禍でも例年通りにイベントを実施
岡山ビルメンテナンス協会では、全国ビルメンテナンスこども絵画コンクールに合わせて、独自のコンクールを実施して、表彰式と展示会を開催しています。
第15回の今回は前年に引き続きコロナ禍での開催となりましたが、昨年12月に、万全の感染防止対策を講じた上で、表彰式および展示会を開催しました。
コンクール入賞作品の展示会を始めたのは2012年です。その後、2018年からは入賞者の表彰式を行っています。現在では、全国協会による審査の入賞作品も併せて表彰式を開催するようになりました。授賞式は、絵を描いた子どもたちへ直接「おめでとう」と伝えることができる貴重な機会です。
全国協会が授与する、作品の絵柄を掲載した賞状を参考にして、当協会の賞状にも絵柄を入れるようにしたことで、子どもたちからも大変好評です。
また、2020年からは地元の情報誌にもコンクールの結果について掲載していただいております。さらに、岡山協会のホームページでも入賞作品を公開しております。
広くビルメンテナンスを知ってもらうために
こども絵画コンクールは、清掃に携わる一人ひとりの従事者にとって、初心に戻ってビルメンテナンスと向き合うきっかけだと思います。
応募された作品を見ると、ロボットはもちろんのこと、AIやスマホによる遠隔操作など、テクノロジーや社会の変化を敏感に捉えていて、驚かされることも少なくありません。
中には、幼稚園の頃から毎年必ず応募してくれるお子さんもいて、年々その成長ぶりを楽しみにしていました。その子が6年生になった時には、「この子の作品を見るのも今年で最後だなぁ」と感慨深くなったものです。もちろん、審査は厳正に行い、手心を加えることはありません(笑)。
ビルメンテナンスこども絵画コンクールへ参加することで、子どもたちは、身の回りの「掃除」「整理」「整頓」の大切さ、道具を長く大切に使うことの意義、エネルギーをうまく使い環境を守ることの大変さなどについて、友達や周囲の大人と話し合い、考え、想像して絵に表現します。その経験を通じて、彼らが豊かな力を育むとともに、ビルメンテナンスという仕事について広く知ってもらうきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。