東北・北海道BM協議会:入札制度の改善に向けた意見公開が行われました
2022/10/4 09:00 更新
全国ビルメンテナンス協会北海道地区本部と東北地区本部は、9月15日~17日、「令和3年度北海道・東北BM協議会」をANAクラウンプラザホテル釧路(北海道釧路市)で開催しました。
この協議会は、北海道・東北両地区に所属する会員相互の交流と親睦、意見交換などを主たる目的に毎年、会場を変えながら開催されているもので、今年は両地区から147名が参加しました。
水野光宏北海道協会副会長の開会の言葉に続き、一戸隆男全国協会会長、伊藤英明東北地区本部長の挨拶のあと、開催地を代表して山田春雄北海道地区本部長が挨拶を行い、協議会は幕を開けました。
プログラムでは、まず「ひがし北海道の魅力」と題した特別講演が、星 匠氏(釧路新聞株式会社代表取締役)によって行われました。
星氏は釧路へ集まった参加者に歓迎の言葉を述べたあと、釧路は太古の自然が息づく日本でも数少ない場所であり、野生動物や原生植物など自然が豊富な大地であることを紹介するとともに、都市としては道東地方を管轄する国や北海道の出先機関があるほか、外国の領事館や国際機関が置かれており、道東における政治の中心都市であることを説明しました。
続いて、入札制度に関して全国協会が取り組んでいる事業活動について、関内健治全国協会事業開発部主任より報告されました。
全国協会では「適正な発注事務の普及」事業として、前年度に制作した『入札運用改善マニュアル』『問題事例集』の提供を行っていますが、これをもとに、3つの「不適切なメンテナンスの具体的な事例」を説明しました。
その後、岡田知己北海度協会会長の司会のもと、東北地区各県の入札改善に関する取り組み、北海道地区の各協議会における取り組みについて意見交換が行われました。
特にダンピング対策として用いられる低入札価格調査制度ならびに最低制限価格制度の導入状況や、実際の運用状況などを中心に意見交換がされ、各地区の状況と今後に向けた課題などについて共有し、改善に繋げていくことが確認されました。